砂糖の働き(其の4)ゼリー化
ジャムをつくる時、砂糖を沢山加えて煮込むのは、ただ甘さを付ける為だけではありません。
果物に含まれている酸ととも砂糖がペクチン(食物繊維の一種)を繋ぎ合わせ、
その中に水分を貯えることにより、“とろみ” がつくのです。
これを ゼリー化 と呼びます。
昔のヨーロッパで、まだ冷蔵庫がなかった時代に、果物をゼリー化してジャムにしたのは、
たくさん採れた果物を、よりおいしく食べたり保存したりする為に盛んに行われました。
日本の漬物は、主に野菜と塩ですが、保存という意味でよく似ています。
気候の違うさまざま地域で発展してきた保存食、昔の人たちの知恵は凄いですね!
店長:宮崎