よくある質問
Q1 宮崎製糖さんで造っているお砂糖の原料は何なのですか?
粗糖(そとう)と糖蜜(とうみつ)です。
粗糖はサトウキビから造られた原料糖です。産地で収穫されたサトウキビは、新鮮なうちでないと砂糖の結晶に成りずらいので、消費地まで運ぶ事が難しいのです。
糖蜜は精製糖工場が粗糖から上白糖やグラニュー糖を造る際に取り除かれる蜜分です。
この蜜分には、サトウキビが土壌から吸い上げたミネラルが豊富に含まれて居ります。
Q2 何で玉砂糖はこげ茶色をしているのですか?
原料である粗糖と糖蜜の色が除かれることなく残っているからです。
要するにこの色が濃いほどサトウキビが土壌から吸い上げたミネラルが豊富に含まれていると言う事になります。
Q3 何で宮崎製糖さんのお砂糖は体に良いのですか?
白い砂糖のように精製された砂糖は、精製の際に、化学的な方法で濾過され、糖分だけの結晶となります。
この結晶は、無色透明で、光の乱反射によって白く見 えます。ストレートな甘さを持っており、どんな料理にも使えますが、ミネラルがほとんど無い為、甘さにコクや旨みがありません。
宮崎製糖の含蜜糖(蜜分を含んでいる砂糖の総称です。)各種は、 粗糖に糖蜜を加え、濾過し、昔ながらの鉄製二重釜を頑固に使い、煮詰め・攪拌乾燥して仕上げています。
無添加・無着色で自然のミネラル分を多く含んでいますので、甘さにもコクや旨みがあり、お料理の隠し味にもお使い頂けます。
私たち人間の体内でも、バランス良く正常に吸収処理されますので、丈夫な体づくりと健康維持には、欠かせません。
Q4 宮崎製糖さんのお砂糖にはどんなミネラルが入っているのですか?
いろんなミネラルが入っています。
Naナトリウム、Kaカリウム、Caカルシウム、Mgマグネシウム、Fe鉄、Pリン、などが入っています。
Q5 このミネラルには、どんな働きがあるのですか?
Naナトリウム
神経と筋肉の興奮を和らげたり、胃酸の分泌をコントロールして消化を促します。食塩や調味料、加工食品に多く含まれます。Kaカリウム野菜や果物など幅 広い食品に含まれるわりには不足しやすく、血圧や腸、心臓の動きを正常に保ったり腎臓の老廃物排泄機能を助ける役割を果たします。
Caカルシウム
丈夫な骨と歯を造るのに欠かせません。また、神経の興奮を鎮めたり、心臓を規則正しく活動させる重要な働きもあります。乳製品や魚介類に多く含まれます。
Mgマグネシウム
体内で約300種類もの酵素の働きを助け、不足すると、高血圧や心臓発作、こむら返り、動脈硬化などが起こりやすくなります。豆類などに多く含まれます。
Fe鉄
特に女性が失いやすく、不足すると体が酸欠状態になり、息切れ、目眩などの貧血の症状があらわれます。豚、鶏のレバーなどに多く含まれています。
Pリン
主にカルシウムと結合して、骨の主成分となります。肉類、魚介類、乳製品や食品添加物として加工食品に含まれるので、不足することは有りません。
Q6 ふるさ糖は、スーパーで売られている三温糖とは違うのですか?
主 にスーパーで売られている三温糖は、精製三温糖のことです。
精製三温糖は色は着いていますが、上白糖やグラニュー糖と成分は、ほとんど変わりません。宮崎製糖のふるさ 糖は、粗糖のみを鉄製二重釜で焚き、仕上げたもので、ミネラルがとても豊富です。粒子も細かく溶けやすいので、お料理やお菓子作りにご利用いただけます。
Q7 砂糖は肥満の原因なのですか?
砂糖を摂取しても太るとは限りません。
砂糖はカロリーも高く吸収性がよく、お料理やお菓子を甘く美味しくしますので、つい食べ過ぎになってしまい、結果的に太ってしまう事で、砂糖は太ると言われるようになったのだと思います。
太り過ぎは、摂取カロリーが消費カロリーを超えてしまうと起きるのです。砂糖をとらなくても他の食品からカロリーをとり過ぎれば太るし、砂糖を食べても全体的なカロリーの摂取量が少なければ、決して太りません。
バランスよく食事をし適度な運動をすることが、健康な体作りには欠かせません。毎日の生活の中で積極的に体を動かすように 心がけましょう。
Q8 砂糖は脳の働きを助けているって本当ですか?
本当です。
脳や神経のエネルギー源になるのは炭水化物(ブドウ糖)だけです。私たちは、よく疲れると甘いものが欲しくなりますが、それは体が自然に要求しているからなのです。
脳の重さは体重の2%程です、ところが脳が使用するエネルギーは、私たちが摂取する総エネルギーの18%です。
しかも、脳のエネルギー源はブドウ糖だけで、その必要とされる多量のブドウ糖も、脳に蓄積できるのは、ほんのわずかです。その為、体の外からも多くのブドウ糖を続けて供給する必要があるのです。
そこで、ブドウ糖と果糖でできている吸収性のいいお砂糖を補給すれば、脳にすばやくエネルギーを送ることができるという訳なのです。ご飯やパンなどの炭水 化物からでも結果的にはブドウ糖を摂取できますが、でんぷんがブドウ糖に分解吸収されるまでには、かなりの時間が掛かるので即効性がありません。
仕事や勉強などで集中力と持続力を回復したいときは、より速くエネルギーを供給してくれるお砂糖が一番です。
Q9 宮崎製糖さんのお砂糖は、値段が高くないですか?
確かに精製糖と比べると高いです。
当社の製品はサトウキビから作られた粗糖に糖蜜を加え(ふるさ糖は、粗糖だけを使用しております)、昔ながらの鉄製二重 釜で煮詰め攪拌しながら自然に乾燥させたもので、職人が、各工程ごとに代々受け継いだ技と長年培ってきた勘によって心を込めて造られており、一日に生産で きる量が限られておりますので、このようなお値段になってしまいます。
どうもすみません、ご家族の食と健康を心から気づかうお客様には、きっと、ご満足いただける商品と自負しております。
Q10 宮崎製糖さんのお砂糖は、どのようなお料理に使えるのですか?
何にでもご利用いただけます。
紅茶のように半透明にしたいものに入れると濁ってしまいます。主に、
● 煮豆・煮魚・野菜のうま煮などあらゆる煮物料理の味と色艶を出すのに
● 水を加え煮溶かし黒蜜にして、みつ豆・ホットケーキ・トースト・さらに薄めアイスキャンディーに
● 野沢菜漬・らっきょう漬などあらゆる漬物に
● カレー・ビーフシチュー・すき焼きなどの隠し味に
● クッキー・ケーキ・パン・がんづきなどの焼き菓子に
その他にも、お好みに合わせていろいろな用途にご利用いただけます。
Q11 糖尿病の原因は砂糖なのですか?
糖尿病という病名から、砂糖が原因と誤解されていますが、実際は、遺伝や生活習慣、ストレスによるものです。糖尿病イコール砂糖の摂りすぎではありません。糖尿病の糖は砂糖ではなくブドウ糖なのです。尿にブドウ糖が含まれるようになる為、こう呼ばれるようになりました。
実は血液中の高血糖が原因で腎臓から糖が尿中に漏れ出たものです。糖尿病と聞くと、砂糖が原因のような印象を受けますが、英語では『DiabetesMellitus』つまり『体の中のものが溶け出す』という意味です。
日本語は、どうしても誤解を招きがちな言葉ですよね。また、糖尿病の人は太る、と言われるのも同様に糖に対する誤解から生れたものです。
実際は糖分を摂ると満腹感が得られるため、甘いものが好きな人は逆に痩せているというデータもあるそうです。これまで、糖尿病を防ぐには糖分を控えるべきだと言われてきました。
日本には昔から「良薬は口に苦し」という言葉があるように、体に良いものは苦くてまずいものだという固定観念があります。つまり、甘くておいしいものは体に良くないというイメージが定着しているのです。